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魚をさばくことを通して食文化と海洋環境学ぶ
イベント『日本さばける塾』の開催を報告
──海のごちそう推進機構──

2023年8月28日(月)
  海のごちそう推進機構(一般社団法人/北海道函館市)と国分寺産業(栃木県下野市)では、魚をさばくことを通して、食文化と海洋環境を学ぶ『日本さばける塾』を、去る8月20日に開催。その模様をレポートした。

 本イベントは、「次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために——」、海を介して人と人とがつながる〝日本財団『海と日本プロジェクト』〟の一環として行われた。会が催されたのは栃木県内の飲食店『魚屋 食処 源天』で、当日は10組20名の親子が参加した。

「同店の料理長 牧野豊さんが魚さばきの講師を務め、まずは栃木県内で養殖された立派なマスをさばきました。脂が多くさばきにくいマスも料理長の手にかかれば、一瞬で切り身に。続いて、アジのさばきも実演し、三枚おろしの基本を伝えました。子どもたちもアジのさばきに挑戦。先ほど料理長がスルスルとさばいていたアジも実際にさばいてみると難しく『牧野さん、すごい...』とつぶやいている児童もいました——(レポートの一部より引用)」

 同法人では、『日本さばける塾・YouTubeさばけるチャンネル』などを通じて、〝魚をさばく〟という日本古来の調理技法を継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる『日本さばけるプロジェクト』を運営。「私たちは、魚を〝さばく〟技術の伝承や機会の提供とともに、海洋問題に関する情報を発信し、海を守る人を増やします——」としている。


(*)画像出典:『海のごちそう推進機構』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)

◎関連URL:一般社団法人 海のごちそう推進機構
https://sabakeru.uminohi.jp/

(*)当記事情報は掲載時期現在の情報です。