

“捨てられていた小豆の皮”おいしくアップサイクル亀屋良長『焼きあづき』と『焼きカカオ』──亀屋良長──
“捨てられていた小豆の皮”おいしくアップサイクル
亀屋良長『焼きあづき』と『焼きカカオ』
2025年7月2日(水)
江戸時代より京菓子を手がける老舗『亀屋良長』(かめやよしなが/京都市下京区)が、あずきの未利用資源を活用した新しい焼き菓子を提案している。その名も『焼きあづき』。小豆の皮を乾燥させてオーブンで焼き、ぼうろ生地に練り込んで仕上げた同品は、2010年に百貨店バイヤーの「エコなお菓子を」という一言から誕生した。
小豆の皮は、本来こしあん製造の過程で廃棄される部分。しかしこれを上手に活用することで、ざっくりとしたオートミールクッキーのような食感が生まれ、表面には和三盆糖がまぶされ、上品な甘さが広がる。1個あたり(9g)に0.9gの食物繊維を含み、日常のおやつとしても魅力的な一品である。
発売当初は催事販売のみだったが、好評を受けて現在は同社の主力商品に。オンラインストアをはじめ、京都本店やジェイアール京都伊勢丹店でも販売されている。
また同シリーズの姉妹品として登場したのが、『焼きカカオ』。こちらは、カカオ豆の殻(カカオハスク)という未利用資源を使った一品で、京都のショコラトリー『dari K』とのコラボレーションにより誕生した。殻のパリパリ感とカカオの芳醇な香りに加え、代表銘菓『烏羽玉』の黒糖餡が味の深みと軽やかさを演出している。
伝統を守りつつ、新しい発想で和菓子の可能性を切り拓く亀屋良長。その姿勢は、“おいしく、やさしい未来”を目指す食のあり方として注目される。
(*)画像出典:『亀屋良長株式会社』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)
◎関連URL:『亀屋良長』公式サイト
https://kameya-yoshinaga.com
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