──食と生活ジャーナル/デイリー:トップへ──

『食料応援パッケージ』/出典:セカンドハーベスト・ジャパン
『食料応援パッケージ』に含まれる食品の例/出典:セカンドハーベスト・ジャパン
『食料応援パッケージ』に含まれる食品の例
セカンドハーベスト『食料応援パッケージ』締切延長
能登半島地震・奥能登豪雨被災者対象に2025年1月31日まで受付
──セカンドハーベスト・ジャパン──

2024年12月12日(木)
 日本で初のフードバンクであるセカンドハーベスト・ジャパン(認定NPO法人/東京都台東区)では、「令和6年能登半島地震及び奥能登豪雨」の発災以降、被災地支援を継続。現在、『食料応援パッケージ』の無料提供を実施しているが、このほど当初「2024年11月30日」に設定されていた同プロジェクトの締め切りを、「2025年1月31日」まで延長することを発表した。

 『食料応援パッケージ』は、被災により自宅が損壊し、建設型仮設住宅や民間賃貸借上げ住宅に入居している、または在宅避難生活をしている中で、今後の生活に経済的な不安を抱える人や生活に困窮されている人を対象に行われている。

 「締め切り日まで行政、地元団体等と協働で申込みを受け付ける予定です。1,500世帯を対象に、可能な限り家庭で需要の高い食品を2HJのロゴ付きダンボール(掲載写真)に入れて、10㎏前後のものを無料で、1世帯につき、1回ひと箱を3回にわたりお届けします——」(同法人より)

<食料応援パッケージに含まれる食品の例>
主食:米、パックごはん、乾麺、カップ麵など  副菜:レトルト食品、缶詰、即席スープ、乾物、鍋つゆなど 調味料:味噌、ドレッシング、塩、砂糖、だしの素など  お菓子:スナック菓子、チョコレート、ゼリーなど  飲料:ティーバック、麦茶、コーヒーなど

 これまで511世帯(2024年12月10日現在)に向け同パッケージが発送されており、受け取った人たちからは、「幼い子供を抱え、不安ばかりの毎日でしたが、いただいた食品に勇気をいただきました」「気持ちのこもった食品に、昔、送ってもらった母親からの小包を思い出しました」「思った以上にたくさんの食品が入っていました。ひと休みの際のおやつや手軽に調理ができる食材、なにより貴重なお米など、気遣いを感じました」「行きつけのスーパーが再建不能となっている中、いただいた食品は本当に助かります。なんとか前を向いていけそうです」などの声が寄せられているという。

 また、今年3月に中期支援を視野に石川県鹿島郡中能登町に開設された、被災地支援の“ハブ”となる『セカンドハーベスト・ジャパン中能登拠点』では、20を超える災害支援団体や地元団体に食品を提供。中間支援を継続中とのこと。

 「2HJは今後も引き続き、被災地において食の支援を必要とする人々に栄養価の高い充分な食品を提供するため、行政や各支援団体との連携ネットワークと中能登拠点の機能拡充に努めます——」(同法人)


(*)画像出典:『認定NPO法人セカンドハーベスト・ジャパン』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)

◎関連URL:『セカンドハーベスト・ジャパン』公式サイト
https://2hj.org/


(*)当記事情報は掲載時期現在の情報です。ご注意ください。