食生活アドバイザー®︎コラム『食アド®︎ちょい足し知識』

〜【お蔵入り編】〜

日本にしか、つくれないメダル!(原文ママ)

 『都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト』をご存知でしたか?

 東京五輪・パラリンピックで、選手の胸に輝く「金・銀・銅」のメダルは、リサイクル素材だけで作られたという、大会史上初めての快挙を……。
 使用済みの携帯電話や小型家電には、「ニッケル」や「バラジウム」といった希少金属(レアメタル)が多く含まれていることから「都市鉱山」と呼ばれるようになりました。

 そして、この「都市鉱山」だけを活用したメダルをつくるプロジェクトが、『都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト』です。一般的に金3グラムをとるためには、平均で約1トンの鉱石を掘らなければなりません。そこで注目したのが、携帯電話や小型家電です。

 携帯電話1台にはおよそ、金0.03グラム、銀0.2グラム、銅1グラムが入っています。

 今回の五輪・パラリンピックにおけるメダル数は「金・銀・銅」合わせて約5000個ですので、これを成功させるためには、500万台以上のリサイクル品が必要という、気の遠くなるようなプロジェクトでしたが、そこは、さすがの「ニッポン」!!

 2017年4月から始まったこのプロジェクトは、1624の自治体や、企業などの協力もあり、2019年7月、大会で授与される約5000個のメダルすべての素材を確保しました。

 ということで、皆さんも「知らず、知らず」に、この一大プロジェクトに協力していたのでは!?

 そして自分も協力者の一人だと思うと、『みんなのメダル』の東京五輪・パラリンピックが、より一層、身近に感じるのではないでしょうか!!まだまだ、日本への応援をよろしくお願いしまーす!!

 みんな頑張れ〜!ニッポンがんばれ〜!!(執筆当時の原文ママ)

東京五輪2020のメダルデザイン(おもて面)/画像出典:文部科学省/スポーツ庁
東京五輪2020のメダルデザイン(うら面)/画像出典:文部科学省/スポーツ庁

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