

『TOU』一般販売をスタート信楽の業務用器を日常へ──フードゲート──
信楽の業務用器を日常へ
2025年10月27日(月)
フードゲート(兵庫県神戸市) は、信楽の土を生かした業務用食器ブランド『TOU(トウ)』の一般販売を8月より開始した。伝統の再生産にとどまらず、現代の食卓に合う軽さと丈夫さ、そして釉薬の豊かな表情を両立したのが特徴である。
ラインアップは、日常使い向けの『TOU BASIC』と、伝統の技を受け継ぐ『TOU Meister』。『BASIC』は独自開発の強化粘土と薄手設計で「軽い・薄い・重なる・強い」を実現。電子レンジ・食洗機対応で、なめらかな釉薬により汚れが付きにくい。『Meister』は天然素材の釉薬を用い、信楽の土味を前面に。緋色、鉄赤、粉引き、織部、飴釉などの多彩な色調が料理を引き立てる。いずれも業務用で鍛えられた耐久性を備える。
『TOU』は、名を前面に出さない“作り手”の矜持を軸に、分業で支える地場の窯業ネットワークと向き合ってきた。5年以上の試行錯誤を経て完成した『TOU BASIC』は、手に軽く、口当たりはなめらか。土物は重いという先入観を覆し、日々の料理に自然となじむ器である。
信楽の土と釉薬の関係は、素材と味付けのようなもの。産地内の多様な釉薬が奏でる“美しい旋律”を一揃いで楽しめるのも魅力といえる。業務用で培った使い勝手をそのまま家庭へ――。日常に取り入れやすい価格帯と実用性で、料理をつくる人の創造性を高める器として提案する。
(*)画像出典:『フードゲート株式会社』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)
◎関連URL:『TOU』公式サイト
https://tou.direct/
(*)当記事情報は掲載時期現在の情報です。ご注意ください。

