「旬のもの」の感覚を取り戻す!
竹内弘光:食生活アドバイザー®公認講師代表
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食アド®倶楽部編集部 定例対談
食アド®料理Academyが
必要とされる理由
──編集部──
:『食アド®料理Academy』が昨秋(2023年)より開講しました。
──竹内先生──
通常、座学で行なわれる『食アド®Academy』ですが、そこに「食生活アドバイザー®的」な要素を組み入れた料理教室として発足したのが『食アド®料理Academy』です。講師の竹森美佐子先生は管理栄養士、調理師、心理カウンセラーとして活躍されながら『食アド®公認講師副代表』としても教鞭をとっていただいております。
また竹森先生は、公共施設での食事指導や食育講座、料理講習会、講演活動などにも積極的に取り組まれ、さらに地産地消の郷土料理や薬膳料理にも深い造詣を持たれていることから、『食アド®料理Academy』では旬の食材を用いた献立プランを立案していただき、講師を務めていただいています。
──編集部──
:「旬の食材」といえば、『食アド®検定』でも「食文化・食習慣」の分野で学習する内容ですね。
──竹内先生──
そうです。旬の食材を食卓に用いる知識はとても重要です。旬のものは生命力に満ちているため、いただくことで栄養だけでなく生命エネルギーも一緒に得ることができます。『食アド®検定』で学んだ内容は知識としてだけでなく、旬を調理してみる、旬を食べてみる、旬を楽しく味わうことでさらに増幅していくでしょう。
昔は八百屋さんや魚屋さんの店先をみれば、自然と「旬のもの」がわかりましたが、現代では、食べたいものがいつでもどこでも食べられるようになったことで、私たちは「旬」の感覚が鈍っています。『食アド®料理Academy』では、四季を感じながら、季節ごとに旬のものを味わう感覚を取り戻し、養っていければと考えています。
──編集部──
:そうすると、季節に応じて実施されるわけですね。
──竹内先生──
昨秋(2023年)の『食アド®料理Academy【晩夏&初秋】編』に始まり、2023年11月【秋本番】編、2024年1月【大寒】編、4月【春本番】編と実施し、そして7月13日(土)「夏バテしないための『食アド®料理Academy【夏本番】編』」を開催しました。
──編集部──
:その後の予定はいかがですか?
──竹内先生──
今秋には「季節が移り変わり『食アド®料理Academy』【初秋】編」を9月7日(土)に開催します。このように、四季により添い、さらに暦の「二十四節気」「七十二候」にも添った「食生活アドバイザー®ならでは」の料理教室をお届けいたします。
私たちが本来もっている「旬」の感覚を取り戻すことは、生きる上での原動力にもなります。この『食アド®料理Academy』で、旬の食材がもつエネルギーを美味しくいただく知識を身につけていただけたら嬉しいです。