

和菓子店の倒産、2026年は過去最多ペース
原材料高と値上げの難しさが経営を圧迫
──帝国データバンク──
2026年10月4日(日) Sunday NEWS Pickup
帝国データバンク(東京都港区)では、和菓子店の倒産動向について調査・分析した。2026年1~9月に発生した和菓子店の倒産は22件で、前年を上回り過去最多を更新するペースで推移している。集計対象は負債1000万円以上の法的整理。原材料価格の上昇に加え、職人の高齢化や技術承継の難しさ、設備投資、コロナ禍での借入金返済など複数の負担が経営を圧迫しているという。
2020年以降に発生した138件を業歴別にみると、100年以上続いた企業が24件で17.4%を占め、50年以上まで広げると約半数に達した。和菓子は日常の茶請けや地域の贈答品として定着している一方、小豆や砂糖、もち米のほか、包装資材、光熱費、人件費も上昇。価格改定によって来店頻度や販売数量が落ちるケースもあり、コスト増を十分に価格転嫁しにくい状況が続いている。
一方、観光地でのインバウンド需要やOEM製造、ネット通販、ふるさと納税などで販路を広げる事業者もみられる。フルーツ大福やわらび餅、あんことチョコレートを組み合わせた“ネオ和菓子”など、新たな商品で若年層を開拓する動きもあり、伝統を守りながら新しい需要をどう取り込むかが事業継続の鍵となりそう。
(*)画像出典:『株式会社帝国データバンク』プレスリリースより。
(ソース元:PR TIMES)
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