月刊ニューステーブル
2023年9月号
NEWS TABLE SEP . 2023
日本サニパック
「コンパクトサイズ」に環境への優しさをプラス
ゴミ袋『スマートキューブ nocoo in』を発売
日本サニパック(東京都渋谷区)では、環境配慮型ゴミ袋『nocoo(ノクー)』の技術を採用した家庭用ゴミ袋『スマートキューブ nocoo in(ノクーイン)』5商品を発売した。
従来のゴミ袋は「1/8サイズに」折りたたまれているところ、本商品では「1/32サイズ」のコンパクト包装を実現。また、「1枚1枚」が折りたたまれて梱包されているため、スムーズに取ることができるのも特徴。
環境配慮型ゴミ袋『nocoo』では、ゴミ袋の原料であるポリエチレン(プラスチック)に、天然ライムストーン(炭酸カルシウム)を約20%配合することで、ゴミ袋の製造時・燃焼時におけるCO2排出量をポリエチレン100%のゴミ袋と比べ「約20%」削減できるという。新商品にはこの技術が採用されている。
ケンミン食品
「冷凍ビーフン自動販売機」が東京都内に進出
24時間いつでも手軽に購入できる環境を整備
ケンミン食品(兵庫県神戸市)では、JA三井リース(東京都中央区)との協業により、東京都内で初の冷凍ビーフン自動販売機の展開を開始した。
JA三井リースがパートナー(保管・充填・配送)と共同で構築した冷凍自動販売機による24時間販売の仕組みをケンミン食品が利用し、「冷凍ビーフン自動販売機」でビーフンやはるさめ、チャプチェなどの商品を販売する。
今回、東京都内にある『三井のリパーク』10カ所の敷地内に、それぞれ1台ずつ冷凍ビーフン自動販売機を設置。目黒区に4カ所、港区に6カ所、計10台の冷凍自販機を置くことで、「24時間いつでも手軽に購入でき環境を整え、冷凍ビーフンを召し上がって頂ける機会を創出していきます——(同社)」としている。
日東紅茶/三井農林
ティーバッグで淹れたてコーヒーを楽しむ
「TEA」開発で培ってきた技術を「コーヒー」に応用
三井農林(東京都港区)では、『日東紅茶』としては初となるコーヒー商品『日東紅茶 ミルクとけだす珈琲バッグ カフェラテ 4袋入り』『日東紅茶 ミルクとけだす珈琲バッグ キャラメルラテ 4袋入り』を新たに発売した。
今回は、これまで同社が『TEA』の開発で培ってきた技術を「コーヒー」にも応用することで、「お客様に新たな選択肢をご提案していきたい——(同社談)」という思いから、新シリーズ『ミルクとけだす珈琲バッグ』の新発売にいたった。
「日東紅茶は紅茶だけにとどまらず、新たなカテゴリーにも挑戦し、嗜好飲料市場の活性化を図ります——(同社)」
新商品は、『ミルクとけだすティーバッグ』の技術を活用して、ティーバッグの中にレギュラーコーヒーとミルクを入れることで、直接抽出によるコーヒーの香り立ちや味わいを感じられる商品設計を実現。また、ユーザーの様々なニーズに対応できるように(1)お湯を注ぐだけでかんたんに楽しめる(2)ミルクによく合うオリジナルブレンド(3)砂糖不使用という「3点」にこだわったとのこと。
ヨシケイ開発
冷凍弁当「3,360食」無償提供
こども食堂食糧支援に取り組むNPO法人へ寄付
全国でミールキット宅配サービスを提供するヨシケイグループ(静岡市駿河区)では、今夏「7月6日・7日」にかけて全国のNPO法人に「冷凍弁当」を寄付した。
この取り組みは、「原料切り替えが行われた冷凍弁当『シンプルミール・3,360食」を無駄なく役立てたい——」という同社の思いをきっかけに実現。「こども食堂などの食糧支援に取り組む全国のNPO法人3団体に無償提供させていただきました——(同社談)」
今回寄付された商品は『シンプルミート・トマト肉じゃが:3,360食』。寄贈先は『フードバンク神戸(NPO法人神戸子ども食堂ネットワーク):2,400食』『NPO法人フードバンク奈良:720食』『NPO法人フードバンク和歌山:240食』の3団体。
同社は創業以来、50年近くにわたってライフスタイルの変化に対応したメニューを開発。日本の食卓をサポートしてきた。2022年10月13日に日本流通産業新聞社(東京都中央区)より発表された『食品宅配 売上高ランキング』では、1位を獲得し、14年連続で首位独占。2023年2月6日には、ヨシケイグループ「300店舗目」となる営業所を開設した。
DELISH KITCHEN/エブリー
公式レシピブック『DELISH KITCHEN みんなが絶賛!日替わりごちそうサラダ』
『プレミアム会員』限定公開のレシピも掲載
レシピ動画メディア『DELISH KITCHEN』(運営/エブリー:東京都港区)では、9冊目となる公式レシピブック『DELISH KITCHEN みんなが絶賛!日替わりごちそうサラダ』(宝島社)を発売した。
本書は、メインにもサブにもなる、「毎日食べても飽きない」簡単でヘルシーなサラダを紹介する1冊。
「サラダは毎日食べたいけれど同じようなものばかりで飽きてしまう——」というユーザーに向けに、今回のレシピ本では、食のプロである『DELISH KITCHEN』のフードスタイリストが試行錯誤を重ね、さまざまな食材を使用した多彩な味付けのサラダを紹介する。
さらに、普段は一般会員では見ることができないレシピとして提供されている『プレミアム会員限定!おすすめサラダ10選』も掲載。「全123品のレシピの中には、作ってみたい“ごちそうサラダ”がきっと見つかります——(同社談)」
良品計画
無印良品「災害時にも役立つ備蓄食品」発売
「もしも」に備えるプロモーション『いつものもしも』を実施
無印良品を展開する良品計画(東京都豊島区)では、保存期間が長く、災害時にも役立つ手軽な「備蓄食品」を全国の『無印良品』262店舗とネットストアで販売を開始した。
同社は、『感じ良い暮らしと社会』の実現に向け、生活の基本となる商品やサービスを手に取りやすい適正な価格で提供することに取り組む。このほど「防災の日常化」を目指し、「いつものもしも」をコンセプトに、予測ができない災害に対して日頃から備えを行うことを提案。「関東大震災から100年目を迎える今年、防災への関心が高まる『防災の日』に先がけて、災害時にも役立つ『備蓄ごはん 白米』『備蓄おやつ チョコようかん』『1/3日分の野菜を使ったスープ(2種類)』の計4アイテムを発売します——(同社より)」
なお、8月18日より『無印良品』の各店舗で防災意識を高めながら、日ごろから突如発生する「もしも」に備えるための啓発活動『いつものもしも』のプロモーションが行われている。一部店舗では、紙芝居やワークショップが行われ、災害時に救助が来るまでに必要な備蓄量と推奨する備蓄食料の特徴に知って頂くなどの取り組みを実施。また、大切な人へ「いつものもしも備えるセット」を贈るためのギフトスリーブが希望するユーザーに配布されているという(数量限定品)。