第1回 2024年1月創刊号

 みなさま、こんにちは! 澤穂希です。私は2022年から興味を持ち、昨年、食アド®25周年の年に3級に合格することができました。そのご縁もあり、今年から『食アド®倶楽部』で定期的に発信をさせていただくことになりました。

 私が食アド®に興味を持った理由は主に2つです。ひとつは、結婚して夫や子供の食事を作るようになり、家族の心身の健康のために何ができるか勉強したかったこと。もうひとつは、サッカーの普及活動で小さな子と接したり、ママ友から子供の運動ついて相談を受けたりする中で、ジュニア期の心身の成長に食生活が大きく影響することを認識し、サッカーと同時に食育にも役に立ちたいと考えたからです。

 とはいえ、竹内弘光会長にサポートしていただきながら、皆さまといっしょに私も勉強をしていきたい! そんなコーナーになります。

子供が水泳の選手コースに。いつ何を食べさせれば

 さっそく今回もママ友から相談がありました。「子供(小6、男子)が水泳の選手コースに選ばれ、練習が夜にあって、筋トレなどもしている。食事はいつ何を食べさせればいいのかしら?」

 私がサッカー選手としての現役時代は、試合前は消化が良くすぐにエネルギーになる炭水化物(糖質)、直前や試合中はバナナやゼリー、試合後は運動で消耗したグリコーゲンを補充するための炭水化物と、破壊された筋肉の再生に必要なタンパク質を摂るよう心がけていました。できれば運動後30分以内が効率良く吸収されるとされています。ということでよろしいでしょうか。

竹内 いいですね! 練習直後に必ず摂りたいのは糖質の方です。おにぎり1個でもいいので、できるだけ早く補給しましょう。タンパク質は30分以内でなくても、家に帰ってからの食事でお肉などを食べれば大丈夫ですよ。

 6年生にしては身体が大きくガッチリしている子ですが、練習の前にも後にも食べて肥満の心配とかはありませんか?

竹内 食べられるなら食べたほうがいいです。水泳はほかの競技とちょっと違って、体脂肪率を上げたほうが水に浮きやすくなって有利です。カロリー消費も多い競技です。今の時期は体を大きくするためにも食事制限せず、どんどん食べていいですよ。

ありがとうございます! 今日会いますのでさっそく伝えます。

ちぢみほうれん草やあんぽ柿で旬を摂り入れる

私自身の健康の話ですが、お正月に実家に帰って、父が美味しいものを次々と作ってくれることに甘えて、ダラダラと食べて飲んでしまいました。また、いただいた甘ものの賞味期限が迫ってきてついつい食べすぎてしまいました。結果、体重が少し増えてしまい、実は先ほども8kmほど走ってきたところです。先生、冬に甘いものが食べたくなるのはなぜですか?

竹内 冬はエネルギー消費が多い季節ですから、身体は糖分をほしがるんですね。でも必要以上に摂り過ぎると体脂肪になってしまうので、食べるタイミングが大事です。吸収率を低くするには、デザートは最後というのが原則ですよ。

 今日は夫が帰ってくる日なのですが、そういう日の買い物は多少割高にはなっても、より身体に良さそうな食材を選んでいることが多いです。たとえば、無農薬とか、添加物が少ないとか、遺伝子組換えでない原材料を使っているとか。日本では許可されている食品添加物の種類が諸外国より多いと聞きます。ADI(一日摂取許容量)という安全基準はありますが、やはり気にはなります。

 ちなみに今日は、地元宮城県発祥の「ちぢみほうれん草」を買ってきました(写真)。一般のほうれん草より甘くて、β―カロチンやビタミン、ミネラル類も豊富なんですよね。

竹内 いいですね。ちぢみほうれん草は、寒冷地の冬場にあえて寒さに当てて育てるんです。凍ってしまわないように、糖度を高くして身を守っています。しかも、ほうれん草のビタミンCは夏に比べ冬は3倍に増えるんですよ。

 あんぽ柿も大好きで、柔らかいのや硬いのを、毎日食べています。切り干し大根、干ししいたけ、プルーンなどもそうですが、干した食べ物は味や栄養分が凝縮されて、身体にも良いとされてますよね。そうやって旬の食材を食べることも大切にしています。

竹内 いま「選食力」が大切とよく言われます。選食力を発揮して良い食生活を送ってらっしゃいますね。7歳にしてすでに大人の舌を持つお嬢さんもお元気ですか?

 はい。お正月は父の育てているみかんを自分で収穫して食べたり、柚子を収穫してゆず湯を楽しんだりしました。大人の舌っぷりも発揮しています。最近ですと、ぶり大根、光り物の生魚、ピクルス、シナモン、春菊・・・カレーも中辛が好みです。パプリカが少し苦手だったので、細かく刻んで見た目はわからないようにして野菜炒めに入れてみたら、すぐ「パプリカ入れたでしょ」ってバレちゃいました。

竹内 味覚は人間の五感の中で一番早く発達します。それでも通常は10歳〜20歳頃がピークとされていますから、ご両親の食生活のおかげで味覚が発達しているのでしょうね。

 そろそろ時間ですが、いつも周りから頼りにされている澤さんのご活躍や、ご家庭での健康的で楽しい食生活が目に浮かびました。ありがとうございました!

 こちらこそ、ありがとうございました! 楽しいひと時で、ずっと話していたいくらいですが、第1回の澤穂希の食アド®トークはお役に立てましたでしょうか。次回は4月です。お楽しみに!

(写真提供:澤穂希)