月刊ニューステーブル

2024年10月号

NEWS TABLE OCT. 2024

協同乳業

沖縄県産の黒糖を使用:コク深い味わいのカフェラテ新発売
JA全農との共同開発商品

画像出典:協同乳業(株)

 協同乳業(東京都中央区)では新商品『メイトー×ニッポンエール 沖縄黒糖カフェラテ』を発売する。10月7日(月)より期間限定で、コンビニエンスストアやスーパーなどで順次販売開始。

 今回新たに発売される『メイトー×ニッポンエール 沖縄黒糖カフェラテ』は、全国農業協同組合連合会( JA全農/東京都千代田区)が推進する『ニッポンエールプロジェクト』の一環で共同開発された商品。生乳を30%使用したミルク感のあるカフェラテに黒糖をブレンドすることで、コク深い美味しさに仕上げた。また、黒糖は「沖縄県 伊江島産」を使用。コク味があって飲料によく合う伊江島産ならではの特徴がコーヒーとミルクの味わいを引き立てる。

 「当社は本商品の販売を通じて、沖縄県産黒糖の美味しさをお届けすることで黒糖そのものの販売拡大につなげ、生産者の皆様を応援します。また、今後もJA全農との共同開発商品を販売することにより、日本の農業と消費者を結ぶ架け橋となり、国産農畜産物の認知と消費拡大に貢献してまいります──(同社より)」。

 『ニッポンエールプロジェクト』は、JA全農とメーカーと販売先が協力し、国産農畜産物のPRやキャンペーンなどを展開。商品を通じて「産地を応援していく」という活動。さらに、本プロジェクトの主旨に賛同するメーカーが集い、同じテーマで商品を開発・販売する『ニッポンエールプロジェクト協議会』が2023年1月に設立されている。

日清オイリオグループ

『日清ヘルシークリア 800gペットボトル』
北日本包装技術協会の『食品包装部門賞』を受賞

画像出典:日清オイリオグループ(株)

 日清オイリオグループ(東京都中央区)では、同社の『日清ヘルシークリア 800gペットボトル』が、(公社) 日本包装技術協会が主催する『2024日本パッケージングコンテスト』で、「食品包装部門賞」を受賞したことを発表した。

 『日清ヘルシークリア』は、1924年に『日清サラダ油』が誕生してから100年目となる2024年に発売した商品で、「酸化」を抑制する技術によって開封後も鮮度が長持ちする点が特長。800gペットボトル容器入りの食用油は、『日清ヘルシークリア』を含む計8品で2024年春から採用されている。

 「この800gペットボトルは環境に配慮しており、従来の900gペットボトルにあった『とって』をなくし、プラスチック使用量を約39%削減(当社900gペットボトル比)しました。また、ボトル・キャップフィルムの一部には再生ペット樹脂を使用しています。形状についてはテストを繰り返し、ボトルの背面に『くぼみ』を設けたことで、左右どちらの手でも持ちやすくなりました。手のひらに収まりやすいサイズで、収納しやすさも兼ね備えています──(同社より)」。

ビームス

象印マホービンとビームス ジャパンがコラボレーション
懐かしさを感じるハンドポットの復刻アイテムなどがラインナップ

画像出典:(株)ビームス

 日本の魅力を発信する『BEAMS JAPAN(ビームス ジャパン)』(展開/ビームス:東京都渋谷区)では、象印マホービン(大阪市北区)とのコラボレーションアイテムを発売する。

 今回のコラボレーションでは、ハンドポットなど全5アイテムが登場。「中でも注目は、〝1970年代の花柄〟のマホービンを復刻した別注ハンドポット。象印マホービン(株)が当時使用していたロゴマークと、〈ビームス ジャパン〉のロゴマークがデザインされたスペシャルモデルです──(同社より)」。

 今では懐かしい〝花柄〟のマホービンは、高度経済成長期の1960年代後半に登場し、食卓を彩る家庭の必需品として一世を風靡。マホービンは、象印マホービン(株)が1918年の創業以来長年にわたって作り続けてきた製品であり、現在も象印マホービングループの福町工場(大阪市)が国内唯一のガラス製中びんの生産拠点となっている。1980年代にステンレスマホービンが出現してからも、日本製のガラスマホービンづくりは継続されている。

 「今回のコラボレーションを通じて、象印マホービン(株)の伝統とビームス ジャパンのこだわりが融合した特別なアイテムが揃いました。懐かしさと現代らしさを兼ね備えたコレクションを、ぜひこの機会にお楽しみください──(同社)」。

タマノイ酢

『名誉金牌タマノイ酢』令和版としてリバイバル
2025大阪関西万博での販売に向けて復刻プロジェクト始動

画像出典:タマノイ酢(株)

 『2025大阪・関西万博』にてORA外食パビリオン『宴~UTAGE~』に出展する老舗醸造酢メーカー『タマノイ酢(大阪府堺市)』では、かつて131年前のシカゴ万博で「名誉金牌賞」を受賞し誕生した『名誉金牌タマノイ酢』を現代の製法で再現し、万博会場で販売を行う。

 「シカゴ万博(明治26年)で名誉金牌賞を受賞した『名誉金牌タマノイ酢』は芳醇な風味とまろやかな味わいで、当時、世界中の人々を魅了し、”味・利き・香り・栄養と4拍子が揃った最高級の米酢”として親しまれてきました。お客様から復活を求める声もあり、この度令和版『名誉金牌タマノイ酢』の復刻プロジェクトを始動いたしました──(同社より)」。

 かつての味を復刻するために、プロジェクトでは過去の資料を徹底的に調査。また、当時の担当者への貴重なヒアリングなど、再現の道のりは決して平坦ではないという。

 「今回のリバイバル製品では当時使用されていたといわれる酵母を使用しております。当時の味わいと製法を可能な限り紐解き、当社の歴史を表す一品としての商品開発に挑戦しています──(同社)」。

 タマノイ酢が「国際博覧会」に出展参加するのは、今回で5回目。

 1893年(明治26年)開催のシカゴ万博(名誉金牌賞を受賞)に初出展。その後、1958年開催のベルギーブリュッセル万博、1970年開催の大阪万博では「日本を代表する食酢企業」として出展。1975年には沖縄国際海洋博覧会へ参加し、時代の最先端を世界へ発信する万博に携わることが同社の伝統となっている。

キッコーマン

伝統と技術が詰まった『亀甲萬本店 御用蔵生』
一年に一度の限定醸造・数量限定販売

画像出典:キッコーマン(株)

  キッコーマン食品(千葉県野田市)では、同社の「D2C限定商品」を紹介する専用サイト『亀甲萬本店(きっこうまんほんてん)』にて、原料・製法にこだわった『亀甲萬本店 御用蔵生(ごようぐらなま)』を数量限定で販売する。

 『亀甲萬本店 御用蔵生』は、しょうゆづくりの伝統を今に伝える「御用醤油醸造所(ごようしょうゆじょうぞうじょ)(通称「御用蔵(ごようぐら)」)」で、国産の大豆・小麦・食塩を使用し、杉の桶で二段熟成(再仕込み)させてつくられるもの。

 『御用醤油醸造所』は、1939年(昭和14年)に宮内省(現宮内庁)に納めるしょうゆの専用醸造所として江戸川沿いに建設され、その後、老朽化に伴い2011年(平成23年)に現在のキッコーマン食品野田工場(千葉県野田市)の敷地内に移築・再現された。「現在も宮内庁にお納めする『御用蔵醤油』を醸造しており、杉桶で仕込み、季節の温度変化の中でじっくりと熟成する、伝統的な製法を引き継いでいます──(同社より)」。

八天堂

冷やして食べる『くりーむメロンパン』
オンラインショップ限定品で販売開始

画像出典:(株)八天堂

 八天堂(広島県三原市)では、オンラインショップ限定品として『くりーむメロンパン』の販売を開始した。

 『くりーむメロンパン』は、生地のサクサク食感とクリームのなめらかなくちどけが好評で、冷やして食べるのが特徴。一部量販店で販売され、SNS等でたくさんの支持を得たのだという。「今回、オンラインショップ限定仕様のスイーツメロンパンとして『カスタード』『メロン』の2種を販売、両フレーバーを食べ比べできるセットをご用意しています──(同社より)」。

 八天堂は昭和8年(1933年)広島県三原市にて和菓子屋として創業。昨年2023年6月には90周年を迎えた。長い歴史のなかで、和菓子屋、和洋菓子屋、パン屋と時代に応じて業態を変え、現在は冷やして食べる「くりーむパン」をはじめとした、様々な商品を開発・製造し、全国に提供している。